こんにちは、ゆゆゆいです。
このブログに足を運んでいただき、ありがとうございます。
このブログでは、平凡なサラリーマンの私、ゆゆゆいが適応障害を通して、自分の人生において大切なこと、価値観を見つけ、自分の実体験から少しでも人生の考え方の参考になってほしいと思い、発信しています。
皆さまご無沙汰しております。ずっとブログの更新が出来ず、ブログを更新しない日常が当たり前になってしまっていたことでまっっっったく手を付けずに来てしまいました。申し訳ございません。
先日、このブログ初のプロフィールを作成して、これからまた少しでも皆さまの参考になりそうな内容を発信していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
適応障害の診断から約3年が経過
過去の記事でお話ししたのですが、自分は厳しい職場環境に耐えられず、2021年7月に医師から適応障害の診断を受け、病気休暇と休職で8ヶ月職場を休んだ経験があります。
今回はその診断されてからこの記事をあげている2024年8月現在まで約3年間が経ち、その後はどうなのかを話していきたいと思います。
休職中の状態について
まず休職中の自分の状態を整理したいと思います。毎日こうだったというわけではなく、なんなら休み始めてすぐは、「長い休暇が取れたし、治ったらさっさと仕事辞めてやる!」くらいに思っていたくらいでしたが、休んでいる期間が長くなるほど次第にこんな状態になっていきました。
・感情の浮き沈みが激しい(気分が良い日と悪い日の差が激しい)
・何をするのも億劫
・気分が良い日に新しいことを始めようとすると、すぐ頭が疲れてやる気が無くなる
・睡眠、起床時間が不規則
・薬がないと寝られない
・近所のスーパーに買い物に行けない
・診断書に記載の休暇期間終了が近づくと不安で動悸がする
・仕事辞めたい→でも違う働き方が出来るか分からなくて不安→でも復帰してもまたあの辛い日々→仕事辞めたい(以下同じ)の堂々巡りで疲弊
こんな感じでした。今振り返ってもあの時は辛かったです。特に「薬がないと寝られない」ことと「『仕事辞めたい』からの思考の堂々巡り」は本当に辛く、自分でどうにかしたくても何にも出来ないことが一層不安をかき立てていきました。休職期間がずるずると延びていった主な原因はこれだったなと思っています。
現在の状態について
それでは、現在の自分の状態を比較していきたいと思います。なお、過去の記事でも復帰後の進捗について話しているものがありますので、よかったら参考にしてみてください。
・ひどく落ち込むといった感情の沈みはほとんど無くなった
・やりたくないことをする以外で、何かするのに億劫になることは無くなった
・新しいことを始めた時は、適度に休憩することですぐ頭が疲れることは無くなった
・睡眠、起床時間は規則的になった
・薬を飲まなくても寝られるようになった
・仕事はライスワークと割り切って、いつでも辞められるよう資金面や転職に向けた活動をしていこうという発想に切り替えられた
どうでしょうか。目に見えて休職時から改善されているかと思います。とりわけ「薬を飲まなくても寝られるようになった」ことと、「仕事に対する割り切りが出来るようになった」ことは自分にとってとても大きな変化だと思っています。現在は通院もせず、就寝時間を規則的に行うことで、スムーズに入眠できるだけでなく、起床時間も規則的になり、投薬時よりずっと快適に過ごすことができています。また仕事についても、「一生懸命自分の力でなんとかしなきゃ」とか「周りに迷惑をかけないよう立ち振る舞わなきゃ」みたいな仕事や周囲に対する自分への要求が強くなりがちだった考え方を少しずつ客観的に捉えることができ、「自分だけの責任ではなく組織の責任」、「自分一人の行動で何か大きく変わるわけじゃない」といった勝手に自分に課せた重荷を減らすような発想ができるようになり、骨身になって職場に貢献するような考えも意識的に持たないようにしています。気負わない、無理はしない、我慢しない。ただでさえ生きづらい世の中で、さらに自分で自分を追い込まないよう思いとどまれるようになりました。他にも、最近では新しいこととして、日商簿記の資格取得に向けて勉強し、先日日商簿記3級の資格を取得できました。これについては後日話そうと思っていますが、就活以来、試験勉強なんてしていなかった自分にとって、まだ自分勉強できるなと自信もついて、また頑張ろうというモチベーションにつながりました。
適応障害は治ったのか?
このように、休職時と現在とで明らかに状態が改善し、もう適応障害は治った(寛解した)のではないかと思いますが、結論から言うと
まだ寛解したとは思っていません。
どうしてこう思うのか。それは、『適応障害を発症した当時の環境にもう遭遇しない』という保証は無いからです。
適応障害を発症した要因として、自分は『職場環境という外的要因』と『自分の性格、考え方という内的要因』の2つが絡んでいると考えています。現在は復職して職場は同じですが違う部署ということで職場環境が当時と異なっていること、また自分の仕事に対する考え方を少しずつ見直すことができていることで再発を防いでいます。しかしこれが、当時の残業ばかりのピリピリした職場環境に戻る、またはそれ以上の状況に置かれた時、「あの時とは違う」と言える自信はありません。今でも適応障害と診断される前の無理して仕事をしていた時や、休職していた時の不安感はトラウマで、思い出すたびにいつか再発するのではないかという恐怖は今でもあり、部署異動の時期は人一倍過敏になっていることは自覚できます。見た目ではとてもそうは見えないと思いますが、適応障害を経験された方はきっと同じ気持ちではないでしょうか。それだけ適応障害という症状は簡単には治らないということです。
これから適応障害とどう付き合っていけばいいのか?
では適応障害は治らないのか?これについては、今の自分では分かりません。実際に今の自分は適応障害が寛解したと思っていないので、きっと何とかなるよという心無い気休めな発言はできません。
しかし、適応障害とうつ病との明確な違いは、適応障害はストレス要因が明確で、そのストレス要因を除去することで改善が見られる点です。再発するリスクは常にあるということは避けられないかもしれませんが、自分が思う適応障害との付き合い方は
ストレス要因に真っ向から立ち向かわず、いつでも逃げられる用意をしておくこと
これだと思います。自分を例にすると、ストレス要因は職場環境でした。現在はこのストレス要因が改善されている(違う部署に異動した)ため再発していませんが、このストレス要因が再び発生する可能性は十分考えられます。とりわけ、適応障害を発症した職場に復職しているわけですから、部署異動などで全然同じ状況に逆戻りということはあり得ます。でも実際そんな状況に遭遇した時、以前のように我慢して耐えようと思わず、すぐに医師から診断書をもらってさっさと休む、職場から距離を置くといった対応が必要だと思います。また、どうしても症状が重い場合には、退職も視野に入れる必要があると思います。実際に自分は休職期間中に退職しようかずっと悩んでいました。ですが、退職しようにも準備が全くできていませんでした。生活面、資金面、ライフプラン、転職先など、退職した場合のその後の生活について考えたこともなかったので、精神的に不安定な状態で今後の大事な人生設計を考えようとしていました。そうではなく、いつでもその職場を辞められるように「すぐ退職してもこれだけの資金を用意していれば、次の働き口が見つかるまで大丈夫」「転職先はこういう市場に挑戦してみたいから今のうちにこういう知識やスキルを身につけておこう」といった準備をしておくことで、いざという時にすぐに行動することができると思います。また、この予防線を張っておくことで、過度に不安になる必要がなくなるという点も、適応障害と付き合っていく上で効果的であると考えます。今まさに、自分もこの準備のために資産形成を行い、転職サイトを意識して見るようになりました。日商簿記の勉強を始めたのも、経理関係の転職先を視野に入れているからです。
適応障害を無理に治そうとしなくていい
適応障害が再発しないように、寛解に向けて頑張るということも大切なことだと思います。
ですが、適応障害が再発するストレス要因はいつどこで起こるか分かりません。そうした時に、そのストレス要因をいかに受け流せるか、いかにまともに相手しないかということも大切だと思います。適応障害の再発リスクについて話しましたが、適応障害はいつ誰がなってもおかしくありません。備えあれば憂いなし。この機会に、皆さまも考えてみてはいかがでしょうか。
これからも、自分の経験から皆さんの役に立てそうだなと思う内容を発信していきたいと思います。 今日もありがとうございました。
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