これまでを振り返って〜適応障害から職場復帰して1年が経ちました〜

体験談

 こんにちは、ゆゆゆいです。

 このブログに足を運んでいただき、ありがとうございます。

 このブログでは、平凡なサラリーマンの私、ゆゆゆいが適応障害を通して、自分の人生において大切なこと、価値観を見つけ、自分の実体験から少しでも人生の考え方の参考になってほしいと思い、発信しています。

 今回は適応障害から職場復帰して1年が経った今の心境を話したいと思います。
 自分は2021年7月に適応障害と診断され職場を離脱しました(3ヶ月間は病休、以降休職)
 そして、休んでから7ヶ月経ったタイミングで職場の復職プログラムにより時短勤務を開始し、休んでから8ヶ月が経つタイミングの2022年3月に復職することができました。

 この復帰してからの1年は、あっという間だったとはお世辞でも言えないくらい長く感じました。辛いこともたくさんありました。復帰後、部署異動はなく、適応障害を患った部署でこの1年過ごしてきました。復帰して1ヶ月過ぎたあたりからまた多忙期に入り、部署内の配慮もありましたが、それでも残業続きの毎日だったし、その結果、職場のストレスチェックでは産業医からしばらく残業は止めろとお達しがきました。

 何よりも辛かったことが、復帰して何か仕事面で成果が得られたかというとほぼ何もないというところです。いわゆる職場で「干された」状態になりました。自分に裁量権のある仕事を任されない、基本的に雑務で1日が終わる、情報共有がされないなど。適応障害を再発するリスクがあること、単純に任せたところでパフォーマンスが低いこと、任せたまま休まれると困ること、そもそもどういう仕事を任せる方が無理せず遂行してくれるのか分からない。おそらく職場の上司が思っていることはこういうところではないかと思います。結果、仕事を任せるより自らやった方が楽だしリスクは少ないと考えたのだと思います。
 多忙期が去った後からは、業務時間中に宙ぶらりんになる時間が増え、「これやっておきましょうか?」「いや、これは俺の方でやっておくからいいよ」「これやったことないでしょ?いいよ無理しないで」毎日自分を「やる気のある無能」と思い続ける日々で、時間内で雑務を終え、定時で帰る日々となりました。

 確かに職場は学校ではないので、無理して教えるくらいなら、使いづらい部下は使わない方がリスクは少ないと考えるは仕事では合理的だと思います。自分も同じ立場なら少なからず考えると思います。ただ、そういう周りはこう思っているかもということを度外視して、仕事を任されなくなった自分の今の気持ちとしては、あまり必要とされていない、やる気のある無能と自覚させられているのが本当に辛かったです。

 でも、これでも今までよりは割り切った考え方ができるようにもなりました。

 これまでは今の職場で定年まで骨を埋めるつもりで頑張っていました。
 でも、自分がそうしたかったのは、その仕事への大義や明確な目的があるわけではなく、ある程度安定した収入と雇用が欲しかったからだということに気づきました。そう考えることができると、別に嫌なら辞めたっていいし、働く場所なんていくらでもあると思えるようになりました。ここで働くことが生活の全てだという無意識の考えが良い意味でなくなりました。
ただ、辞めるならある程度の資産を築いてから辞めたいなという理由で今は働いています 笑

 なので、「同僚にいい顔しておかないと」とか「今後の人間関係のために何か頼まれたら極力それを優先しよう」みたいな考えも、「いつか辞めるんだから別に無理する必要ないよね」という考えに変わってきています。時に冷静になって「みんなに好かれたい」という考えも「全員に好かれるなんて無理だし烏滸がましいよね」と割り切れるようにもなりました。

 こういう考え方ができるようになったのは、間違いなく適応障害になって休職し、じっくり考えられる時間ができたからです。大学3年生までは1日が楽しくてあっという間で、4年生の時は就活と研究で手一杯で、働き始めたら仕事のことと、そのストレスを解消するための娯楽のことばかりで、先を見る時間も余裕も無かったなあと思います。考える時間が無いということにすら気づいていなかったと思います。

 休んでいた間も本当に苦しかった日は何日もあったけれど、その苦しさの原因を考え、働き方を考え直し、今後の人生の過ごし方を考え、それを叶えるために必要なことを整理できたことで、休職する前とは違い、割り切った考えができるようになりました。

 まだ適応障害について寛解はしていないですが、適応障害になってことは全てにおいて悪かったとは思っていません。

 辛い経験は無いに越したことは無いとは思いますが、いつか、あの辛い経験を乗り越えられたから今があるなと思えるように、これからも自分らしさを探し、自分らしく頑張っていきたいと思います。

 皆さんも「この生活を続けていて本当に大丈夫なのだろうか」など、これからの人生に疑問を感じるような時は、一度立ち止まって休みの日などにじっくり考えてみるのも良いかと思います。そして適応障害で辛い思いをされている方には、大変でしょうが、今その辛い経験から自分がどうしたらこれからの人生が生きやすくなるのかを考えることが出来れば、自分のように少しでも考え方が変わっていき、少しずつ生きやすくなれると思います。一緒に頑張りましょう!

 これからも、自分の経験から皆さんの役に立てそうだなと思う内容を発信していきたいと思います。 今日もありがとうございました。

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