適応障害で休職して始めにやったこと-睡眠をとること-

体験談

こんにちは、ゆゆゆいです。

このブログに足を運んでいただき、ありがとうございます。

このブログでは、平凡なサラリーマンの私、ゆゆゆいが適応障害を通して、自分の人生において大切なこと、価値観を見つけ、自分の実体験から少しでも人生の考え方の参考になってほしいと思い、発信しています。

前回は、適応障害で休職して始めにやったことの1つ目として「職場から距離を取ること」について話しました。仕事のことを考えないようにと気にするのではなく、物理的に距離を取って、職場のことを思い出さない環境づくりが大切だったという話でした。

そして今回は、自分が適応障害で休職して始めにやったことの2つ目「睡眠をとること」について話したいと思います。自分は多忙期に向かって残業が多くなっていった仕事環境で、下宿先の賃貸アパートも職場から自転車で10分程度だったにも関わらず、家に着く時間は日付をまたぐ日々が1ヶ月ほど立て続けにありました。さすがにその当時は、家に帰るとヘトヘトで、ご飯を食べるよりも眠ることを優先して、倒れ込むようにして眠っていたので(寝るというより”気絶”に近いです)、眠れないということは全くありませんでした。実際、仕事を休み始めて1〜2週間はよく眠れていました。夜になれば眠気を感じ、布団に潜りつつ少しスマホをいじり、眠気が強くなったタイミングでスマホを止め、無意識に寝る準備をして気づいたら眠っている。

しかし、その後はそれができなくなっていきました。不思議なのは、眠気は感じるのに眠れないということです。どういうことかというと、今話をした眠るまでのプロセスにおいて、夜に眠気を感じるところまでは、体の状態は病気前と変わらないのに、時間経過で眠気が強くならないのです。自分の場合はこれが急に起きました。始めは、「たまにはこういう時もある。今までもそういうことはあったし、次の日しっかり寝られればいいだろう。」程度に考えていました。でもそれが連日続くようになっていきました。

こうなると悪循環が始まりました。夕方から眠れないことに対する不安が出てきてしまいました。連日目を瞑って寝ているか起きているか分からない程度に布団で休む生活を繰り返しているので、体はくたくたのまま1日を過ごす状態で、動悸までするようになりました。 この症状にかかったことがない人であったら、「それだけ体に疲労があるなら、昼寝とかできないの?」と思いませんか? それが全然できないんです。動くのが大変なので、仰向けになってゴロゴロして、「気づいたら寝てた」みたいなことにならないかなあ、そんな希望を持っていましたが、疲れていても、眠気はあっても、眠れるようにはなりませんでした。身体は眠ることで休みたいと訴えているのに、頭というか気持ちが眠ると判断しないというか・・・。この不安が余計に眠れなくさせていきました。正直言って、この睡眠導入剤を貰っていなかったこの時期が、一番肉体的にも精神的にも苦しかったです。

そこでようやく病院から睡眠導入剤を処方してもらい、ようやく少しずつ夜眠れるようになりました。それでも、日によって処方されている薬の量では眠れない日はありました。そこで、眠れないという日が無いようにするために始めたことが、”毎日の睡眠サイクルを整える”でした。 今回のテーマである”睡眠をとること”とは、”いつもより多くの時間寝ること”ではなく”寝る時刻を毎日一定にすること”です。

病院の先生から、事あるごとに「よく睡眠を取ってください」と言われたのですが、はじめは「寝られる時はたくさん寝る」という意味かと勘違いしていました。しかし、それは生活リズムを不安定にし、適応障害という心と身体の求めているものがチグハグの状態では、体が眠りを欲しても、心は寝る準備になっていないので、かえって眠れなくなっていました。後に読んだ本では、”就寝時刻を常にこの時間とするために1日のスケジュールを決める”と書かれるほど、睡眠を基準にして1日を考えることが大切だということを知りました。”寝る時刻を毎日一定にする”ことで、身体もそうですが、気持ちの面で「これから寝る時間」と認識し、心と身体の求めることのすり合わせができるようになりました。

ただ、睡眠導入剤だけですぐ眠れるようになったわけではありません。更には、眠れるようになったけれど、今度”起きる時間”はどうするかという問題もあります。就寝時刻は決まっても、起床時刻も一定にできないと、生活リズムは安定しません。仕事を休んでいた間、起きる時間を一定にするのも何度も失敗して、大変な思いをしました。睡眠のリズムを毎日一定にするために行った具体的な方法は、また後日話そうと思います。

眠れるようになると、朝本当に気持ちが良くなります。今まで当たり前にできていた睡眠ですが、いざ眠れない不安から解放された時の安堵感は今でも覚えていて、人間にとって眠るとは思っていた以上に大切なことだと痛感しました。眠れなくなることはとても怖いことです。徹夜する、睡眠時間を削る、休日に寝溜めする、これらは自分が気づいていないだけで、間違いなく自分の健康を害しています。しかも自身が思っている以上に・・・。

日本という国で、睡眠を第一に考える生活はとても難しいと思います。ですが、適応障害になって今も睡眠導入剤を飲まないと寝られない自分の実体験から、日々の生活において睡眠の優先順位を常に高くし、蔑ろにしない環境づくりは重要です。自分と同じ境遇の人も、今安心して眠れている方も是非気をつけてほしいと思います。今日もありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました